長年使用している事務所の床の沈下が大きいので建て替えも検討されていました。地盤について検討した結果、土台上げ工法により修正することとしました。
沈下の原因としては、軟弱地盤地域にも関わらずプレハブ建物のため地盤改良工事を施工していなかったことによる長期的な圧密沈下と考えられます。建て替えに比べかなり経済的な工事になりました。。
建物概要
構造 | プレハブ2階建て |
---|---|
築年数 | 30年 |
基礎構造 | 束基礎 |
工事内容 | 土台上げ工法による沈下修正 |
工事期間 | 約2週間 |
沈下量 | 85mm(最大部) |
リフォームの経緯
地盤調査を行った結果、支持層は深い位置にありました。対策工法としては鋼管を支持層まで打込む鋼管杭圧入工法と、土台を持ち上げ、建物を水平に修正する土台上げ工法を提案しました。
こちらの建物は築後30年経過しており、今後の沈下の進行性は考えにくいことと、経済性から土台上げ工法を選択されました。