土台上げ工法
土台上げ工法って?
この工法は、建物の基礎部を除きアンカーボルトを外し上屋部分のみを修正する工法で、基礎から修正する工法と比較すると安価な工法です。
作業工程
- 床下への進入は、室内の床下収納庫から入る場合と、外部からトンネルを掘って進入する場合があります。
- 床下に入ると、全てのアンカーボルトを外します。
- 基礎コンクリート部を少しハツリ、爪付きジャッキを土台と基礎の間に差し込みます。
- ジャッキが設置されたら、室内で測量をしながら徐々にジャッキアップを行い、測量で観察しながら沈下修正を行います。
- 家屋が水平に修正されたら、土台と基礎コンクリートの間に鉄板のスぺーサーを挟み込み家屋を固定します。
- 柱間のすきまはモルタルによって補修します。
- 清掃、撤去
この工法の特徴は?
- 沈下修正工法の中では簡易な方法であり、工期も短く経済的な方法です。
- 工事期間中の引っ越しの必要もなく、居住しながら工事を行います。
- 使用機械に大きなものはなく、振動、騒音に優れています。