なぜ各地で地滑りが発生するのか、原因をさぐる

8月 8, 2016 5:22 pm

(CNN) メキシコ東部を襲った熱帯低気圧の影響で地滑りが相次ぎ、

国家市民保護当局によると、プエブラ、ベラクルスの両州で少なくとも38人が死亡した。
国家国家ハリケーンセンターは7日に警報を出し、引き続き豪雨に警戒を呼びかけた。

ハリケーン「アール」から勢力を弱めた熱帯低気圧は6日に同国を直撃。被災地を視察した
プエブラ州知事によれば、同州では28人が死亡した。知事は公式ツイッターに被災地の
写真を投稿し、復興に全力を尽くすと表明した。

ベラクルス州知事の公式ツイッターでは、山間部で相次いだ地滑りのために
10人が死亡したことを明らかにした。

CNNの気象専門家によると、熱帯低気圧はメキシコ南西部沿岸から遠ざかり
ながら再び勢力を強める見通し。

豪雨は7日夜にかけても続く見通しで、国家ハリケーンセンターの7日の警報では、
ゲレロ、イダルゴ、オアハカ、プエブラ、トラスカラ、ベラクルスの各州は夜通し
50~100ミリの大雨に見舞われると予想。鉄砲水や土砂災害で人命が脅かされる
恐れもあるとして警戒を促している。

出典 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160808-35087140-cnn-int

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先日は、メキシコ東部を襲った熱帯低気圧の影響で地滑りが相次ぎ多くの犠牲者がでました。
地すべりの脅威と、近年起こった地滑りについて振り返りたいと思います。

■台湾 地滑り(2010年)
4月25日(日曜日)の午後、台湾の首都・台北(タイペイ)市の北東約
25km にある基隆(キールン)市(地図)近郊で大規模な地滑りが発生しました。

専門家は、丘を切り通して造成した斜面の勾配に問題があったのでは、と指摘しています。

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■広島 地滑り(2014年)
8月20日に広島県広島市北部の安佐北区や安佐南区などの住宅地を襲った大規模な土砂災

「まさ土」と呼ばれる地質が広がり、水分を多く含みやすいため大雨による崩落が起きやすいという。

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■広東省 地滑り(2015年) ※地滑り地域と関係なし
中国国営・新華社通信によると、地すべりは20日午後12時40分ごろ、深セン市光明新区の工業団地
「恒泰裕工業園」で発生。その範囲は東京ドーム2つ分に相当する10万平方メートル。

「人工的な土の堆積物が崩れた。もともと存在した山体で地すべりは起きていない」と説明した。
発生理由は、急斜面に膨大な量が積まれていたためだという。

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■熊本県 地滑り(2016年)
地震で土砂崩れが発生した熊本県南阿蘇村

熊本地方には地すべりを引き起こす原因の一つと考えられる粘土鉱物「ハロイサイト」が多く含まれており、
ハロイサイトは火山灰などの風化によって生成され、水を含みやすく、地滑りの原因になったと考えられた。

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このように、我々の身近なところで多くの地滑りが起きている。
原因は色々ある中で、私たちができる事は日頃から災害に備える事が重要なのです。

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