地名により沈下しやすい軟弱地盤をある程度見分けることができます
a)田のつく地名(旧田地)
b)谷のつく地名(山間の低湿地)
c)水辺の植物の名のつく地名(蓮・蒲・葦など)
d)低湿地に多い地名(土呂・悪田・浮田・沼など)
e)元新田干拓地に多い地名(沖・蒲・浜・塩・別所など)
f)水辺の動物の名のつく地名(鷺・鶴・亀など)
g)砂州に多い地名(須加・管・洲など)
h)和のつく地名(川谷や海岸の湾曲した土地 和田・浦和など)
i)水辺の構造物に関わる地名(橋・船・堀・堤など)
地名と地盤の関係は?
液状化対策にはどのような工法がありますか?
有効とされる工法としては以下のものがあります。
a)先端が地表面から10m程度の深さに達する杭を打つ
b)建築物の周辺を地表面から5m程度の深さに達する矢板壁で囲む
c)ベタ基礎とする。
d)基礎底面下の表層土を建築物位置全体にわたって2m程度の厚さに地盤改良する
基礎躯体修復にはどのような工法がありますか?
基礎躯体修復は次のように分類され目的に応じた工法を選定します
a)損傷補修 ①樹脂注入工法 ②Uカット充填工法 ③シール工法 ④充填工法
b)躯体再施工 ①再施工 ②打ち直し工法
c)躯体補強 ①増打ち工法 ②鉄骨添え梁補強 ③アラミド繊維補強
d)底盤拡張 ①布基礎底盤拡張
沈下修正後再沈下の心配はありませんか?
各工法により反力が違うため、継続対策が効果的なものと効果的でないものがあります。
a)土台上げ工法 [反力:既存地盤](継続対策:不適)
b)耐圧版工法 [反力:底盤拡張による接地圧減少・良好地盤への深礎化](継続対策:不確定要素があるが効果的)
c)鋼管圧入工法 [反力:支持先端と周面摩擦による支持](継続対策:効果的)
d)薬液等注入工法 [反力:地盤改良効果](継続対策:不確定要素があるが効果的)
沈下修正にはどのような工法がありますか?
沈下修正工法は、沈下原因から継続性の有無を判断して目的に応じた工法を選定します ①土台上げ工法 ②耐圧版工法 ③鋼管圧入工法 ④薬液等注入工法などが主なものです。
新築建物の不同沈下はいつごろ発生しますか?
新築建物の不同沈下は1年から3年あたりに発生し、5年を過ぎるとある程度沈静化し、それ以降は老朽化とともに発生し、一定の件数で特に減ることもなく続きます
家が傾斜するとどのような機能的障害が発生しますか?
各傾斜角ごとに次のような機能的障害が発生します
a) 3/1000以下 品確法技術的基準レベル-1相当、
b) 4/1000 不具合が見られる、
c) 5/1000 不同沈下を意識する・水はけが悪くなる、
d) 6/1000 品確法技術的基準レベル-3相当・不同沈下を強く意識し申し立てが急増する、
e) 7/1000 建具が自然に動くのが顕著に見られる、
f) 8/1000 ほとんどの建物で建具が自然に動く 、
g) 10/1000 排水管の逆勾配、
h) 17/1000 生理的な限界値
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