3月29日の聯合ニュースによると、ソウルで道路が突然陥没し、車やバイクの事故が相次いで発生したと報じました。
29日早朝、江南区のコエックス前の道路が30センチメートル程度沈下しました。
この沈下により、バイク2台が事故を起こしたが、大きな人命被害はなかったということです。
コエックスは韓国最大のコンベンションセンターでモールも設置されており、観光客も多く訪れます。
ソウル上水道事業本部の関係者は、事故の原因を「古い水道管の溶接部分が損傷し、水がもれた」と説明し、「老化した水道管の交換が投資の優先順位からはずれており、来年から(交換を)始める」と述べたということです。
今回、事故の原因となった上水道管は36年前に設置されたもので、一般的な上水道管の寿命である30年を超えていたということです。
また、同じ29日の午後、新村の現代百貨店の駐車場付近の道路が沈下し、その上を走っていた15トンの下水道浚渫車が歩道側に倒れる事故も起きています。
事故が起きた場所は、上下水道の工事をした後に、仮のアスファルトで蓋をしていたが、15トンの重さに耐えられず、沈下したとみられます。
沈下した地盤の規模は縦1メートル、横3メートル、深さは1メートルに渡ります。
記事は、寿命が過ぎた上水道管や工事後の道路の管理が適切に行なわれていなかったことが原因であり「人災」との指摘も出ているとしています。
(FOCUS ASIAの記事から一部抜粋、改変)
ソウルで地盤沈下が相次ぐ 人災の指摘も
3月 30, 2015 5:11 pm