台風11号による大雨の影響で、奈良県天川村では住宅街の裏山に亀裂が入り土砂災害の危険性が高まっていいる。
奈良県天川村の坪内地区にある住宅に住む柿坂建樹さん(59)によると、先週の台風11号が去った後、家に異変が起き始めたと言い、この部屋は柱や障子をよく見ると全体が歪んでしまっていることが分かる。
先週近畿各地を襲った台風11号。
奈良県内でも土砂崩れなどの被害が相次いたが、台風が去った3日後、県が裏の山を調査すると、山に100mと70mにわたる長い亀裂2本が入っているのが見つかった。
山の麓には住民27世帯58人が住んでいて、土砂災害が起きる危険性が高いとみて、住人らには22日から避難勧告が出されている。
今回亀裂が見つかった地区から川を挟んだ対岸は、
今も跡が残るこの場所では2011年の台風12号の際に大きな土砂崩れが起きた場所。
国の研究員らが24日に現地で行った調査によると、すでに山腹の縦350m横幅220mにかけて地滑りが起きているため、地盤の動きを見る計測器を設置して、3日間ほどの動きを調べるということ。
「そこまでの切迫性はないが地滑りが起きているので、警戒態勢はしっかり取っておかないといけない。」(国土交通省の研究員)
毎日放送ニュースより抜粋
(URL:http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000008161.shtml)
天川村で山に亀裂、住民に避難勧告
7月 25, 2015 9:38 am