札幌管区気象台は4月5日、北海道・十勝岳(2077メートル)で4日から5日にかけて規模の小さな火山性地震が増加したと発表しました。
ただちに噴火に至る兆候はみられないため、5段階ある噴火警戒レベルは「1」(平常)を継続しています。
気象台によると、地震の回数は、4日は午後3時ごろから134回、5日は午前1時までに4回観測しました。
十勝岳で1日に100回以上の地震を観測したのは2012年12月以来で、5日午前1時以降地震は起きておらず、火山性微動も発生していないということです。
気象台は「十勝岳は長期的に火山活動が高まっているので、引き続き注意が必要」としています。
十勝岳は昨年12月、小規模な水蒸気噴火の恐れがあるとして、初めて噴火警戒レベルが「2」(火口周辺規制)に引き上げられましたが、今年2月「1」に引き下げられていました。
(毎日新聞NEWSより一部抜粋、改変)
小さな火山性地震が増加 噴火警戒レベルは平常 十勝岳
4月 6, 2015 10:58 am