国土交通省福知山河川国道事務所は3月25日、地盤沈下の発生で築堤を中断している京都府舞鶴市大川地区の工事を4月から再開すると発表しました。
築堤完了のめどは当初予定から約1年遅れ、2015年度内の完成を目指し軟弱粘土層の地盤を改良します。
地盤改良工事は由良川河口から約7.6キロの左岸で、盛り土した堤防が崩れた区間約70メートルで行い、地中に改良材を加えて地盤の強度を上げる対策を実施し、築堤を進めていきます。
地盤沈下の原因は地質調査の結果、盛り土した土の重みで河床に向かって地中の地盤が滑り堤防が崩れました。
地盤沈下後に再度実施した詳細なボーリング調査で、設計時に算定した土質の安全率よりも数値が下回る箇所が判明しました。
大川地区の堤防は2004年の水害を受け、今月末の完成予定でしたが昨年11月の地盤沈下で工事を中断していました。
出水期は大型土のうを積んで備えるということです。
(京都新聞ニュースより抜粋、一部改変)
築堤工事で地盤沈下、完了1年遅れへ 京都・舞鶴
3月 27, 2015 3:25 pm