被災3県の海水浴場、53か所で再開メドなし

7月 13, 2015 1:31 pm

被災3県の海水浴場、53か所で再開メドなし : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


東日本大震災から5度目の夏を迎える岩手、宮城、福島3県の海水浴場71か所のうち、53か所は再開のめどが立っていないことが市町村などへの取材で分かった。

 津波で削り取られた砂浜が回復していなかったり、防潮堤の建設計画があったりするため。今夏にオープンするのは14か所で、数年以内の再開を目指しているのも4か所にとどまる。再開見込みのない場所には東京電力福島第一原発周辺の5か所が含まれる。

 震災前は、砂浜沿いにJR気仙沼線が走り、「日本一駅に近い海水浴場」として人気があった宮城県気仙沼市の大谷海水浴場。2010年には県内最多の6万5000人が訪れた浜は、津波で砂がさらわれたうえ、70センチ近く地盤沈下し、干潮時に約100メートルあった砂浜は20メートルほどになった。これ以上、砂が流出しないように、県は海中にブロックを設置しているが、がれき撤去や流失したトイレなどの整備が進んでおらず、再開の見込みはない。

?読売新聞(YOMIURI ONLINE)より抜粋、URL : http://www.yomiuri.co.jp/national/20150712-OYT1T50078.html


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